ピアノレッスンは単にピアノの演奏(弾くこと)だけを教えてもらうと考えている方も多いのではないでしょうか?
実はピアノを習うことで情報処理能力などの知的能力と心で感じる力いわゆる感受性のどちらも、バランス良く伸ばすことができるんですよ。
脳科学の先生が『ピアノさえ習っていれば良い!』と言い切るのも、ピアノ講師として納得できる言葉なんです。
では、感受性(感性)と知的能力(知性)それぞれがピアノレッスンにおいてどのように育んでいくことができるか、紹介していきます♪
音楽に興味のあるお子さんがいる親御様必見!
きっとこんなピアノレッスンを受けさせたいと感じるはずです✨
感受性を育むレッスン
感受性とは
楽しい・嬉しい・悲しい・寂しいなどを感じ取ること。
他人の感情を自分のことのように捉え、人の痛みや喜びへの共感力が高いことを『感受性が豊か』
などと言いますよね。
みんな同じように備わっている感覚だと思いましたか?
たくさんのお子さんを指導した経験上、この力は個人差が大きいと感じています。
花を見て『綺麗だな』『可愛いな』『良い匂いがするな』などたくさん感じ取ることができる子もいれば、
素通りしてしまう子もいます。
目に見えるものはわかりやすいですが、音楽など目には見えないものだともっと個人差が出てきます。
感受性の豊かな子は、暗い曲を聴いて泣き出してしまう子、言葉の表現が上手な子は曲を聴いただけで『お花と動物さんたちがお話しているみたい!』と答えてくれる子もいます。
この違いは、持って生まれたものも大きく関係するかもしれませんが、普段大人たちとの関わりの中で育てることもできます。
ピアノレッスンではこの『曲を聴いて自分がどう感じるか』という感覚はとても大切です。
なぜならその感じたことを音で表現するためです。
この表現力というのは、まず自分が感じて、心が動いていないと始まりませんよね。
人の心を動かす演奏をするためには、自分の心が動く必要があると考えています。
もちろんピアニストでなく、たとえ4歳さんの演奏でも、曲をイメージすることや、それを表現しようとすることはとても大切なことだと思います。
そして、物事を感じ取る力は想像力にもつながっていきます。
これを言ったらお友達が傷つくかな、こんなことをしてもらったら喜ぶかな?など社会で心豊かに生きていく上で必要な力ですよね。
ピアノを通して社会で生きていくための心が育つのです。
知的能力を育むレッスン
子育て中の親御さんたちは、知育という言葉を耳にすることが多いのではないでしょうか?
知育とは
遊びや楽しく学べる機会を通して、主に思考力・考察力・判断力といった知的能力を伸ばす教育
のことを言います。
机に向かって詰め込みの学習をすることではありません。
幼児さんにはレッスンの中に知育の要素をたくさん取り入れてレッスンしています。
そうすることで情報処理能力がアップし、実際に楽譜を見ながらピアノを弾くようになったときに役立ちます。
小学生以上の生徒さんのレッスンではこの思考力・考察力・判断力を意識してレッスンを組み立てていきます。
まず思考力とは、自分の経験や持っている知識をもとに考える力のことです。
レッスンで『こうしなさい、ああしなさい』と言った一方的な指導ではよく考える機会を奪ってしまいます。
もちろん技術に関してはこんな練習をしてきてねとトレーニング的に伝えることはあります。
その習った技術や音楽表現を曲の中でどのように使うかなどの考え方・活かし方も同時に教えていきます。
日々そんなふうに自分で考えることを意識させることで、次第に新しい曲も自分で考えて音楽的に演奏できるように育っていきます。
考察力とは、深く分析し、検討したりすることです。
クラシック音楽はベートーヴェンやショパンがどのような人生を送り、どんな状況の時にこの曲を作ったかなどを知ることが大切です。
その上でどう演奏すべきかを掘り下げて考え、突き詰めることが必要なのです。
小さい頃から簡単な曲でも『ここはどんな景色を見て作ったのかな?』『どんなふうに聞こえる?』など想像してみたりそれを自分の言葉で表現していきます。
それをピアノでどうやって表現しようか?など試行錯誤しながら突き詰めて考えることができるようアプローチしていくことで考察力が育つと考えています。
学んだ知識をどのように使っていくかを先生と一緒に考えたり、練習の中で自分で発見することで判断力も高まっていきます。
感性と知性がバランス良く伸びるピアノレッスン
楽譜をスラスラ読むために必要な 記憶力・情報処理能力 などは譜読みのトレーニングでぐんぐん伸びていきます。
さらに絶対音感がつくとIQが10%上がることも脳科学の研究で証明されているんですよ。
こういった知的能力を上げていきながら
曲がどんな感じか汲み取って表現するなど、感性も磨くことができるのです。
目に見える力と目に見えない力を幼少期のうちにバランスよく育てられるのがピアノレッスンの魅力と言えます。
まとめ
ピアノ演奏には感性と知性どちらも大切です。
幼少期に伸ばしやすい感受性を高めながら、知育レッスンを取り入れどちらもバランス良く伸ばせるピアノレッスンは、3〜4歳のお子さんにおすすめの習い事。
感性と知性がこのように伸ばせるよう、日々のレッスンでたくさんの種まきをしています。
りおピアノ教室ではお子さんの笑顔を大切にしながら、生きていくために必要なことをピアノを通してレッスン中です♪
教室はほぼ満席ですがブログのトップに空き枠を記載しておりますのでご興味のある方はお問い合わせください。
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